【製造業】顧客任せにしない
最終更新: 2020年6月29日
昨今の混乱の少し前のことですが、展示会で情報収集をしていた際、フラスコに入った粉を展示している素材メーカーのブースが目に留まり、話を聞いてみました。
「粉を見せても仕方ないんだけど」
と仰りながらも、
「うちはこれが商品だから」
「どこで使うかはお客さんが決めるから」
「既存のお客さんで事足りてるから」
と言う反応がありました。
一担当者の意見か、会社の方針かわかりませんが、何かもったいない気がしました。
例えば自動車業界では、百年に一度の変革期と言われる中、新規参入を狙う企業が現れ、サプライチェーンが変化し、各社自社製品を広く使ってもらおうと凌ぎを削っています。
老舗だからと言って、顧客任せにしていては今後の成長は見込めませんし、変革の波に飲み込まれてしまうかもしれません。
One to oneで個々の製品をアピールするには、今までとは異なる手法を取り入れることになるかもしれませんが、そこに挑んでこそ、日本の製造業の進歩があるのではないでしょうか。
ポイントはターゲットの目線で考えること、最終製品も意識することで、信頼性の担保にもつながるでしょう。
カスタマーサクセス 松浦
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